こんにちは。
塚本研の博士課程の山道です。これから研究室の活動をここでレポートしていきます。
まずは早速、8月27日に行った、「越後妻有の林間学校」でのアトリエ•ワン+東工大塚本由晴研究室によるワークショップのレポートです。
一般の参加者や、被災地から避難してきている子供やその家族を含む総勢40名あまりの人々や長年建築やアートの施工に関わっている日沼知之さんの職人チームと一緒に、地元の竹を使った縁側を作ってきました。そのレポートを書いていきます。
到着早々、まずは事前に準備していたプロトタイプを囲んで、ディテールや施工方法を議論します。
方針が決まったところで、4mもの竹を一気に製材していきます。
竹同士を固定するシュロ紐をカットして行きます。
夜の10時を回ってようやく1個目が完成間近。シュロ紐の結び方を研究中。ここまでで一日目は終了。
次の日、ワークショップ当日は、子供達が来る前に朝5時から縁側の設置場所を探して、町歩き。
そしていよいよワークショップ開始です。まずは、子供達に載ってもらい載荷試験。いきなり大はしゃぎ。
難しい作業もなんのその!どんどんくみ上げていきます。
こどもたちの力を借りて全部で8台を完成させました。
完成した縁側を早速、みんなで協力して運んでいきます。
最後は全部繋げてみんなでカレーを食べました。
夜は川西町コテージB(1999 アトリエワン+東工大塚本研究室+三村建築環境設計事務所)で日沼さんのチームと打ち上げ。
今回のワークショップで、僕が一番興味深かったのは、子供たちは、体育館があれば友達とずっと遊んでいられるから避難所生活が楽しくて仕方がないと言っていた事。ワークショップが終わった直後も、疲れ果てた我々を横目に、子供達はいきなり野球をはじめていました。
ここにきて初めて、震災以降、集まって生活することの突き抜けた明るい側面を実感した気がします。
子供達にエネルギーをもらって、東京に戻りました。