東工大建築学専攻塚本研の活動をレポートしていきます。

2014年5月14日水曜日

窓学 『窓のフィールドワーク』のプレリサーチ

こんにちは。学部4年の小谷内です。
現在研究室では、2014531()615()に東京ミッドタウン・デザインハブ特別展で行う、「窓学”WINDOWSCAPE”展」の準備を行っています。会期中には、まちあるきワークショップ『窓のフィールドワーク(実践編)』を行います。今回は、510()に行ったそのプレリサーチについて報告します。

東京都墨田区曳舟周辺を歩きながら魅力的なのサンプルを採取し、の魅力を伝えるドローイングを作成しました。日本工業大学生活環境デザイン学科助教の金野千恵さんと金野研究室の学生の方々とともに、たくさんの窓のサンプルを発見することができました。

まず、全員でまちあるきをして魅力的な窓についての視点を共有しました。その後、3班に分かれてまちあるきを行い、窓の実測、撮影、スケッチをしました。



曳舟周辺には、昭和に建てられた商店、町工場、家屋などが多く残っていました。



研究室にもどり、まちあるきで見つけたを各自A1用紙にドローイングし、その魅力をプレゼンテーションして意見交換を行いました。



61()/ 67()のワークショップでは、六本木から少し足をのばす範囲でのまちあるきを予定しております。

ワークショップ『窓のフィールドワーク(実践編)』(各回定員20名、事前申込制、参加費無料)
  61()10:00-17:00  ② 67()10:00-16:00
六本木周辺を歩きながら魅力的なを採取します。各自が見つけたサンプルから窓“の魅力を伝えるドローイングを作成します。講師らが世界中で行ってきた窓学でのフィールドワークを、東京を舞台に体験できるワークショップです。
講師:能作文徳、金野千恵

申込方法:右宛先までメールをお寄せください。<windowscape.ws@gmail.com> 

これからの「ケア」の話をしよう

こんにちは、修士1年の太田、安福です。
2014428日に埼玉県の吉川団地にある団地内の空き店舗を利用した地域ケアよしかわでの『これからの「ケア」の話をしよう』というトークセッションについてご報告します。

地域ケアよしかわは、社会法人福祉楽団の訪問介護の事業所としてこの4月に開かれました。
福祉楽団の理事であり、恋する豚研究所の代表を務められている飯田大輔さんが、恋する豚研究所(2012年竣工)の建物の設計をアトリエ・ワンに依頼し、今回地域ケアよしかわで、塚本研究室のOGであり、現在日本工業大学で助教をされている建築家の金野千恵さんに改修を依頼されました。
そのようなつながりからこの会が開かれました。


当日は、地域の方々を初め多くの参加者で賑わい、外にまで椅子を並べるほどでした。
初めに、飯田大輔さんのスライドレクチャーがあり、恋する豚研究所のコンセプトや取り組みなどを交えながら、これからの「ケア」のあり方についてお話して頂きました。

恋する豚研究所では、福祉と地元の産業をクリエイターのデザインによってつなげることで、福祉をできるだけ市場に近づけ、コミュニティの中の経済活動を活性化する新たなケアの在り方を実践されています。
ケアとは地域に根ざしたものであるため、ケアの質を高めることは地域の質を高めることにつながります。
これまで、ケアする側とされる側の1対1に陥りがちであったケアの対象を地域の環境づくりにまで広げることが、これからの「ケア」であると考えられています。



その後、塚本先生のスライドレクチャーがありました。
福祉楽団が運営するデイケアセンターの多古新町ハウスだけでなく、金沢のまちやゲストハウス、被災地でのコアハウスの取り組みなど、地域に内在している関係性を再生するプロジェクトについてレクチャーを頂きました。建築の分野でも自立した個人のためにつくるというより、人々が共存し生きるということを前提とした場所をつくる方向へと移行しており、建築設計で積み重ねられる様々な配慮は、ケアの考え方につながると考えられています。

今後、建築においては、一対一のケアではなく、地域のクオリティを高めることによる環境そのものに対するケアが求められるというお話でした。



スライドレクチャー後、恋する豚研究所の豚しゃぶしゃぶを頂きながら、賑やかに討論会が開かれました。
討論会では、地域の方や職員の方、学生など、それぞれの立場からケアについて、またこの場所について多くの意見があがりとても盛り上がりました。
福祉でも建築でもこれからのケアは、人と人の1対1の関係で完結するものではなく地域や空間という広がりをもって展開されていくことが重要であると思いました。

以上、『これからの「ケア」の話をしよう』の報告でした。


2014年3月17日月曜日

図解2 アトリエ・ワン


こんにちは。修士1年の岡野です。

この度2月3日に刊行されました、「図解2アトリエ・ワン」について報告します。

塚本研究室では、昨年5月から研究室一丸となってこの本に収録されているドローイングを制作してきました。この本は7年前に出版された「図解アトリエ・ワン」の第二弾となっています。作品数は前作を上回る44作品にのぼり、総勢27名の現役学生が制作を行いました。一つのドローイングを仕上げるのに、少なくとも1ヶ月はかかっていると思います。


前作に比べ、公共施設やパブリックスペース等の作品が加わり、塚本研究室やアトリエ・ワンの活動の広がりを感じることができます。是非、手に取って見てください。

写真は塚本研究室に図解2アトリエ・ワンが届いたときの様子です。
早速、手に取ってみんなで刊行の喜びを分かち合いました。

以上、図解2アトリエ・ワンの報告でした。

ふるさと学習発表会


こんにちは、塚本研究室修士1年の岡野愛結美です。
2014年2月19日に、牡鹿半島の大原小学校で行われた「ふるさと学習発表会」についてご報告します。

アーキエイドの活動の一環である小学校ワークショップで、大原小学校はふるさと学習をテーマとし今年度1年間の活動を行ってきました。
今回の「ふるさと学習発表会」では1年間の成果を保護者の方や地域の方の前で発表しました。



1年生から6年生までが順番に発表を行いました。発表内容は、昔の遊びやふるさとの町探検、9月に牡蠣養殖体験をした牡蠣の養殖方法や料理方法についてなど盛りだくさんでした。また昔の遊びを実演したり、模造紙を使って新聞を作成したり、身振り手振りを加えての見応えのある発表会でした。



5、6年生はハッピを着て、パワーポイントでの発表を行いました。パソコンを使っての下調べから発表までの準備は大変だったと言っていましたが、子供たちはみんな上手に発表ができて嬉しそうでした。



東工大塚本研究室も、研究室で行っている活動(神社修復計画、コアハウス)を子供たちの前で発表しました。特に神社の活動の報告では、実際に震災時に神社に避難した子もいて、私たちのプロジェクトが直接半島の人々の生活に結びついていることを改めて実感しました。


発表の後には5、6年生による獅子振りの演技が披露されました。小学校に代々伝わる獅子をかぶって熱のこもった演技が行われました。太鼓や笛を使っての演奏も全て子供たちによって行われ、地域の方からは歓声が上がっていました。


また高学年の子供たちが地域の方と作った牡蠣汁をみんなで食べました。



最後は地元の二色餅で餅まきを行い、地元の方も子供たちもとても楽しんでいました。

今回の訪問で子供たちが牡鹿半島に誇りを持ち、漁業や地域の伝統行事を積極的に学んでいる姿はとても頼もしく感じました。同時に私たちもこの子供たちの気持ちを未来へつなげるために、半島をより住み良い場所へしていこうと気持ちを改めることができました。
毎回お世話になっている小学校の先生方、今回もたくさんのご配慮を頂きありがとうございました。