こんにちは、塚本研究室修士1年の岡野愛結美です。
2014年2月19日に、牡鹿半島の大原小学校で行われた「ふるさと学習発表会」についてご報告します。
アーキエイドの活動の一環である小学校ワークショップで、大原小学校はふるさと学習をテーマとし今年度1年間の活動を行ってきました。
今回の「ふるさと学習発表会」では1年間の成果を保護者の方や地域の方の前で発表しました。
1年生から6年生までが順番に発表を行いました。発表内容は、昔の遊びやふるさとの町探検、9月に牡蠣養殖体験をした牡蠣の養殖方法や料理方法についてなど盛りだくさんでした。また昔の遊びを実演したり、模造紙を使って新聞を作成したり、身振り手振りを加えての見応えのある発表会でした。
5、6年生はハッピを着て、パワーポイントでの発表を行いました。パソコンを使っての下調べから発表までの準備は大変だったと言っていましたが、子供たちはみんな上手に発表ができて嬉しそうでした。
東工大塚本研究室も、研究室で行っている活動(神社修復計画、コアハウス)を子供たちの前で発表しました。特に神社の活動の報告では、実際に震災時に神社に避難した子もいて、私たちのプロジェクトが直接半島の人々の生活に結びついていることを改めて実感しました。
発表の後には5、6年生による獅子振りの演技が披露されました。小学校に代々伝わる獅子をかぶって熱のこもった演技が行われました。太鼓や笛を使っての演奏も全て子供たちによって行われ、地域の方からは歓声が上がっていました。
また高学年の子供たちが地域の方と作った牡蠣汁をみんなで食べました。
最後は地元の二色餅で餅まきを行い、地元の方も子供たちもとても楽しんでいました。
今回の訪問で子供たちが牡鹿半島に誇りを持ち、漁業や地域の伝統行事を積極的に学んでいる姿はとても頼もしく感じました。同時に私たちもこの子供たちの気持ちを未来へつなげるために、半島をより住み良い場所へしていこうと気持ちを改めることができました。
毎回お世話になっている小学校の先生方、今回もたくさんのご配慮を頂きありがとうございました。